この一週間は、夏季休暇明けの1週間、それとも夏季休暇中、このブログを読んでいる方はどちらにあてはまるのでしょうか。どちらにしても、例年以上に気温の高い毎日、疲労が抜けないという方も多いのではないでしょうか。弊社は今年は夏季休暇なく、毎日パソコンに向かう日々を過ごしております。夏バテというより腰痛が気になる今日この頃です。
今日は「プロデューサー」と「モデレーター」について書いてみたいと思います。
弊社はオンデマンドのコンテンツ制作以外にも、オンラインラーニング全般のコンサルティングにも取り組んでいますが、その業務の一環としてバーチャルトレーニング実施支援も行っています。
オンライン上での会議システムや通信システムを使って行われる研修や授業、レッスン、参加する方が同時刻にオンライン上で集合し、実施側(講師やトレーナー)との双方向のやりとりが含まれるもの、このカテゴリーがバーチャルトレーニングです。双方向が含まれない、双方向が含まれたとしてもわずか、質疑応答程度のものは、オンラインセミナー、バーチャルセミナーとカテゴライズされることが多いようです。とはいえ、使われる単語は明確に区別されていないことも多いように思います。様々な記事や投稿、英語のものも含めて、人によって使っている単語が違うこともあります。
バーチャルトレーニングではグループワークや全体でのディスカッション、などが行われますし、アクティビティも数多く含まれることからプロデューサーが必要になることがあります。
プロデューサーというのは日本ではテレビ番組を作る人というイメージが強いかも知れませんが、「企画・進行を導く人」という意味合いから、バーチャルトレーニングに運営側として参加し、進行のサポートを担当します。
講師の運営をスムーズにする、講師がレクチャーやファシリテーションに専念できる状態を整える。
参加者の参加、学びをスムーズにする
そのために必要なことを行います。テクニカルなサポートも含まれます。
一方モデレーターというのは、オンラインセミナー、バーチャルセミナーなどで主にチャットへの書き込みをフォローする役割の人を指しているようです。YouTubeのモデレーターはLive配信をするYouTuberが配信に専念できるようにチャットの管理を行う存在です。そのイメージが頭に浮かぶ方もいらっしゃるかも知れません。そのイメージが近いです。ただし、司会進行を担当し、同時にチャットへの書き込みを行う人をモデレーターと表現していることもあります。パネルディスカッションなどでは、パネラーと参加者を繋ぐ役割としてパネラーの意見を総括したり、参加している人からの質問を反映した質疑応答の運営を行う人をモデレーターと表現することから、オンラインセミナーでも同様の役割を行う場合もあります。
さて、ここまで色々と書きましたが、プロデューサーもモデレーターもその役割は状況によって変化します。例えば、登壇者や講師が参加者とのやりとりを自らインタラクティブに行う方であれば、前に出るよりも一歩引いた存在としてスムーズな進行になるよう配慮することが必要になります。参加者にとって初めてのプラットフォームを使う場合にはテクニカル面でのサポートが重要な鍵となります。個社案件の場合は、状況やその企業の担当者の方と役割分担を行い、協力しあうことが必要となります。
これらの役割に何が必要なのでしょうか。今日は5点に絞ってみます。
情報収集力…当日の内容を把握すること、利用するシステムの機能を理解しておくこと、参加者の情報を整理しておくこと。などなど、挙げればきりがありません。
状況対応力…直前の変更が起きることもあります。また、参加者や講師から「雷の音がする」と言われた場合にどうするのか。いつも順調に進むとは限らないオンラインの世界で、臨機応変に動いていく力が必要だと感じます。付け加えると完璧主義の方よりも、失敗をチャンスに変えられる方の方が向いているような気がします。
対人感受性…モニターの画面を通じて、講師やプレゼンター、参加者の方が何を感じているかをつかみとることが出来れば、担当する時間を通じて貢献できます。
表現力…トラブルが生じた時に火に油を注ぐようなメッセージしか出せないということではどちらの業務も務まりません。緊張感を和らげる伝え方が出来る、わかりやすく対応を伝えるような表現が出来る、そういった対応がトレーニングの成果にプラスの影響を与えます。
機材とインターネット環境…リモート対応でプロデューサー、モデレーターを担当する場合には、利用する通信サービスの求めるスペックを満たした機材、インターネット環境が必要となります。依頼する場合にも引き受ける場合にも、どのような環境なのかという確認は必要です。
長くなりましたが、オンラインでのトレーニングは増加していますが、経験者が少ない現状、お困りの方もいらっしゃるかと思います。プロデューサー、モデレーターのご依頼、プロデューサー育成、スキルアップトレーニングのご相談にも対応しております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。
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