ベストプラクティスとは



最近、新型コロナウィルスの影響により、「集合研修の意味」「オンラインへの移行」ということについて言及される方の発言が目に入ることが多く、その時にいつも思い出すのは2014年の記憶なので、ここに書いておこうと思います。


2014年のATD(当時はASTD) のカンファレンスで、あるセッションに参加した時のこと。


「客先を訪問し、機械の整備を担当するフィールドスタッフの顧客満足度が低く、取り組みが必要だという話になりました。人材開発の担当者としてあなただったら何を提案しますか?」


というテーマで、グループに分かれてディスカッションし、その内容を共有し、最後にベストプラクティスをみんなで選ぶというセッションでした。





結論から先に書くと、選ばれたベストプラクティスに集合型研修は含まれていなかったのです。


私は当時、日々集合型研修のトレーナーとして活動しており、このディスカッションのスタート時には

「こういうのは研修するというと上司が反対するんだよなあ」

「そもそもスタッフの人数が足りてなくて従業員満足度も低いんじゃないのかなあ」

「マナーを教える方向に行きがちだけど、それよりも顧客の心理を理解するような施策が必要なんじゃないのかなあ」

などなど想像しながら、ディスカッションに加わっていましたが、そのディスカッションの中で軸になっていたのが、効果測定と費用対効果、そして効果の持続性でした。


各地から参加者を集めて、集合型で集中的に研修を行う施策に効果はもちろん存在する。

しかし、その効果は持続するのか。

それよりも、効果を上げる方法はないのか。

コストも安く実施