Adobe Captivate では、Microsoft Powerpoint ®のスライドをe-learningのコンテンツ化する方法が複数あります。
1) ビデオデモで画面を録画して映像コンテンツ化する方法
2) スライドを読み込んでコンテンツ化する方法
1)については、話し手の顔を画面に組み込むクロマキー合成を行うことも可能ですが、一旦ここでは、1)の方法で、音声のみを追加していく方法をまずご紹介しましょう。
1 作成したスライドを立ち上げておきます。
2 Adobe Captivate を立ち上げて、スタート画面 「新規」の6つの選択肢から「ビデオデモ」をクリックします。
3 ビデオデモの操作画面が立ち上がったら、以下の操作を行います
① アプリケーションを選択
② カスタムサイズを選択 ⇒ 枠をスライドショーのサイズに調整する
③ Webカメラ ⇒ Webカメラなし を選択します
(クロマキー合成を行う場合はここを「あり」にします)
※ その他の選択も画像と同様に指定します。
④ 「記録」を押します
※ すぐに録音と録画がスタートしますので、ここまでに原稿等はご準備ください。
水分補給も忘れずに!
4 音声のレベル確認がここで入ります。「自動測定」を押して、音声のレベルを確認し、「OK」を押してスタートします。
5 スライドショーを進めると同時に、解説の音声をお話しいただき録音を進めます。
6 録画と録音をストップします。
「END」キーを押します。(Windowsの場合)
「command」+「Enter(ショートカット)」を押します(Macの場合)
しばらく待つと下の画像が立ち上がってきます。一度再生し確認したい場合は、画面左下の「▶(再生)」を押します。確認後画面右下の「編集」を押します」
7 編集を行う場合は、タイムラインの最下部にある操作メニューから編集ができます。
(4つあるメニュー「分割」「パンとズーム」「トリミング」「ビデオをマスク」のうち、今回のような画面録画と音声録画を行った場合には「パンとズーム」「トリミング」の二つが操作可能です。可能な操作は文字が白く表示され、クリックできます。)
操作したいメニューをクリックすると、右側のプロパティインスペクタが開いて操作できるもの(A)と、タイムラインでそのまま編集できるもの(B)があります。(この場合「パンとズーム」はA、「トリミング」はBです。画像はAです。)
8 音声の調節を行います。
メニューバー>音声>編集>プロジェクトナレーション
音声の調整が必要のない場合は、この操作は必要ありません。
雑音が入ったのでカットしたい、音声のボリュームを全体的に(部分的に)上げたい、というような場合にはこの画面で操作が可能です。
9 最後に利用できる形にビデオをパブリッシュします。
ツールバー>パブリッシュ>コンピューターにパブリッシュ
「プリセット」のプルダウンより選択が出来ます。Youtubeにアップロードするファイルとしてパブリッシュすることも可能です。
10 Captivateのファイルとして保存しておきます
メニューバー>ファイル>名前をつけて保存
この保存を行うことによって、Adobe Captivate でファイルを立ち上げて、再度編集することが可能になります。9の操作のパブリッシュ後のファイルでは編集が出来ませんので、ご注意ください。
いかがでしたか?
この方法は画面を録画していく方法なので、スライド以外にも新しいアプリケーションの操作方法を音声で説明していくというコンテンツ制作などにも利用できる方法です。
また、ブラウザを録画することも可能ですので、遠方にいる方のスピーチをコンテンツ化したい場合、カメラを利用した通話を行いながらその画面と音声を取り込んでいくことが可能です。
「スライドを読み込んでコンテンツ化する方法」や、「クロマキー合成の方法」についても近いうちにご紹介いたします。
さて、この記事をお読みいただき、「やってみよう!」と思われた場合、Adobe Captivate は4100円/月のサブスクリプションで利用が可能、かつ最初の30日間は無料で体験が可能なのですが、いくつか注意が必要です。
30日の無料体験期間が終わり、「4100円で利用開始!」と思ってスタートした場合に、年間契約の月額利用料となりますので、途中でやめようと思った場合、キャンセル料が発生します。 詳しくは こちら
またダウンロードしインストールするにあたっては、まず必要システム構成をご確認ください。 最適な構成として提示されていますが、条件が満たない場合には動作が不安的になることや制作途中でストップしてしまう可能性もあります。 詳しくは こちら
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