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LMSとパブリッシュ

今日はLMSとパブリッシュについて語っておきます。

初めて聞きます、という方を対象に書いています。


まずパブリッシュから。

パブリッシュというとpublish。

単語の訳として「出版する」と覚えている人も多いのではないでしょうか。

「掲載する」「発表される」「公開される」といった意味もあり、e-ラーニングでいうと、制作したコンテンツが利用できるようにするステップと捉えていただければよいかと思います。


例えば、制作した動画を視聴してもらえるデータの状態にする。


次に、パブリッシュしたものを格納する場所が必要になります。


一般的に誰でも利用できるものとして例を挙げると、動画コンテンツを制作し、You tube用にパブリッシュを行い、You tubeにアップロードする。この場合、データを格納する場所としてYou tubeを利用しているわけです。


このような格納場所として、LMS(ラーニングマネジメントシステム)という単語を知っておいていただくとよいかと思います。LMSは学習をマネジメントするシステム、学習を促進する仕組みが含まれるものです。


例えば、学習の進み具合を履歴として残すことが可能であったり、テストなどを実施(受験)出来たり、レポートを提出出来たり、同期のウェビナーが実施できたり、非同期の学習コンテンツを利用できるようになっていたり・・・・というのがLMSです。



LMSの機能には他にもあります。修了証の授与、バッジの授与、テキストのダウンロード、アンケートの回答…。


数多くのLMSがあり、選ぶところからスタートする場合も、既に存在しているLMSを利用するスタートになる場合も双方あるかと思いますが、オンラインでのラーニングの展開で、LMSは重要な土台です。どのような仕組みを利用できるのか、何が出来ないのか、把握していただく必要があります。


そして、大事なポイントとして、LMSには規格が存在します。

知名度が比較的高いものとして、SCORMがあります。

世界標準規格として定められたSCORMはSCORM1.2の後に、SCORM2004が発表されており、この2004では、複数の機能が追加されています。

例えばクイズに正解したらAという流れに進む、不正解であればBという流れに進む、といった設計を組み込むことが可能になっているのはSCORM2004からです。

ただし、それでも対応できない学習管理のために、xAPIという規格も発表されています。(Experience API,Tin Can APIとも呼ばれています)古いものにはAICCというものもあります。


つまり、工夫に工夫を重ねてコンテンツを制作しても、その内容がLMS上で動作しないということが起きてしまう可能性があります。

提供したいコンテンツにあわせてLMSを選択することが重要ですし、またLMSにあわせてコンテンツを制作していくことも必要と言えるでしょう。


また、ここで再度確認、パブリッシュ。制作したコンテンツはそのLMSにあわせたパブリッシュが必要となります。LMSを利用しない場合には、一般的に利用できるような形、例えば動画として利用できるようなパブリッシュが必要になってきます。


今まで様々なAdobe Captivate の編集方法をご案内してきましたが、その編集方法の最後のパブリッシュについては、今日ご紹介したように「作成したコンテンツの性質」と「利用するLMS(またはその他)」に適合する形でパブリッシュを行うことが必要です。


色々な項目がありますから、また、その項目ごとに書いていきたいと思います。

今日はここまで。

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